残念を感じる店イメージ

残念を感じる店

近頃、自分の生活圏にある「お店」にある種の情けなさを感じることが多くなった。
一口にお店と言っても全部が全部ってわけじゃない。飲食店や服飾関連なんかはこれまでと変わらない印象である。
ではどこが惜しいのか。

それは「電気屋」と「レンタルショップ」だ。
ここで電気屋と称するのは、ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機をはじめとする家電量販店。レンタルショップは、都合レンタルとは言ったもののCD、DVDやゲームソフトを総合的に扱うツタヤみたいな総合コンテンツショップと思ってもらえればいい。

要するに「ネットでも買えるもの」を扱う実店舗が全体的に「なんか残念」になっているのだ。
違和感の根底にはAmazonをはじめとするネットショップでの購買体験と、現実店舗での体験のギャップがあることはほぼ間違いないだろう。
最近は服もケータイで買っちゃう。っていう人も多いみたいだけど、僕は今のところその必要性を感じていないので服は店舗で買う。ネットで買った体験が無いから、現実店舗との比較もできないしそれが良いのか悪いのかの判断もつかない。同じように、光回線を通して讃岐うどんを食べたりはできないので飲食店も対象外だ。

では具体的になにが残念なのか。

検索性/一覧性が低い

目当ての商品があったとして、実際に店舗を訪れて購入しようとした際にまず疑問を感じるポイントがここ。
広い店内のどこに商品があるのかわからず、運良く陳列されたコーナーにたどり着けたとしても競合する商品となにが違うのか比較する手段が絶望的なまでに存在しない。

在庫/取り扱いがない

そしてこれ。そもそも商品を置いてない。
店舗の床面積に限りがあることは誰でもわかることだから責めることはできないけど、やっぱりわざわざ出向いて「在庫なし」には心底がっかりしちゃうよね。
この年になってくると、欲しいもの探してお店をハシゴとかとても無理です。

別に安いわけじゃない

極めつけはこれ。多少買うのが難儀だったとしても安ければ誰も文句言わないんだろうけど、ポイント還元とかなんとかキャンペーンとかタイムセールだとかフジヤマ英語で盛大にアピールしている割にはたいして安くない。

うるさい

休日のヨドバシカメラに行ってみるといい。
販売応援の兄ちゃんが首に青筋立てて「是非!!!是非この機会にお求めくださいませ!!!!」と応援団長みたいな法被を着て大絶叫している。この時点でたいていうんざりするのだが、さらにかぶせるように妙な節回しで「**円!、**円でご提供させていただきます!!!!!」の店内放送による連呼が際限なく続く。
気が狂っているとしか思えない。
あれは上層部の意思であって、応援団長の兄ちゃんだって好きで青筋立ててるわけでは無いんだろうが、その販売促進効果に関しては素人でも首をひねりたくなる。

CDやゲームソフトのコンテンツ販売も、同様の方法論でゴリ押しのコーナー作りに邁進している。発売したばかりのソフトや話題のソフトのコーナーが設けられ、それぞれに据え付けられたモニターが割れんばかりの最大音量でデモを垂れ流している。
薄型テレビの貧弱なスピーカーで大音量を鳴らしているため、比喩とかじゃなくて本当に音が割れている。さらに他のコーナーからの爆音も渾然一体となり、何も聞こえない。
何がしたいのかさっぱりわからない。

店員が微妙

これは主に家電量販店の話だが、店員の商品知識が微妙きわまりない。
事前にちょっと調べれば誰でもわかってしまうような内容をさも得意げに語られてもこちらも反応に困る。さらに言えば得意げに語ってくれるならまだしも、そのカタログスペック的なことさえも知らない店員がいる。そういう店員は全部ASIMOかカーネルサンダースの人形と取り替えても良いと思う。
でもこれも、本人たちにはそれが精一杯だろうと思うし、僕が店員だったとしてももちろん結果は同じだろう。

このエントリのオチのなさも残念

仕方ない部分も多々あるのだろうけど、やはり残念である。実物が見られて即お持ち帰りできること以外の利点が見当たらない。。
団塊の世代が消費の表舞台から姿を消す頃には、こういう店舗は無くなっているような気もする。人同士のコミュニケーションが介在する必要があるサービス、無いサービスの違いが明暗を分けそう。